つくばでの差別扇動、ヘイトスピーチをなくすために
~デモをとめた川崎に学ぶ~
2017年11月12日、TXつくば駅前で、外国人などへの差別を扇動するヘイトスピーチを繰り返してきたグループによる、在日コリアンに対する排斥と殺人予告がマイクを通して行われました。12月17日にも、同じ場所で同様の街頭宣伝が行われています。
茨城県警は、反対する市民に拡声器を使用させず、在日コリアンや特定個人への殺人予告(脅迫行為)も放置しました。他の都道府県ではありえない対応で、人種差別撤廃条約にも違反しています。複数の差別扇動(ヘイト)グループが、県警の対応を賞賛する中、12月のヘイトスピーチ街宣が行われました。
2016年6月に「差別的言動は許されない」とする「ヘイトスピーチ解消法」が施行されましたが、理念法に留まるため、施行前と同様の酷いヘイトスピーチが、今も東京や大阪など各地で毎週のように行われています。ネット上のヘイトスピーチ対策も不十分で、被害は深刻です。
神奈川県の川崎市では、オール川崎として市民、市議、市長がヘイトスピーチの根絶を目指し、ヘイトスピーチ・デモや街頭宣伝を中止させ、市長も「差別根絶のための条例策定」を公約に掲げて再選しました。
国際都市つくばには、約9000人の外国人が共に暮らし交流しています。五十嵐立青つくば市長は、12月の市議会で「ガイドラインなど、ヘイトスピーチを抑止する取り組みについては進めていきたい」と答弁しました。
川崎市での取組みを参考に、つくば市で差別をなくし、ヘイトスピーチをとめる、根絶するために何ができるのでしょうか。『ヘイト・スピーチとは何か』の著者で弁護士の師岡康子さんと、神奈川新聞記者で川崎の取材記事を『ヘイトデモをとめた街』としてまとめた石橋学さんのお2人を招いて、市民のみなさまと一緒に学び考えたいと思います。ぜひ奮ってご参加ください。
日時:2018年3月10日(土) 18時30分~
会場:イノベーションプラザ・大会議室
(TXつくば駅・A3出口から徒歩3分。入り口はペデストリアンデッキからになります。)
(TXつくば駅・A3出口から徒歩3分。入り口はペデストリアンデッキからになります。)
講師:師岡康子さん(弁護士)
石橋学さん(神奈川新聞デジタル編集委員/時代の正体取材班)
資料代:500円
主催:差別とヘイトスピーチを許さない会・つくば
Blog:https://nohate-tsukuba.blogspot.jp/